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ITP(Intelligent Tracking Prevention)

用語解説

ITPとは「Intelligent Tracking Prevention」の略で、AppleのウェブブラウザSafariで採用されているプライバシー保護技術の一つです。

この技術は、ユーザーのオンライン行動を追跡しようとするサードパーティークッキーを制限することで、ユーザーのプライバシーを保護します。

具体的には、ITPはユーザーが訪れたウェブサイトを覚えておき、そのウェブサイトが後でユーザーの行動を追跡しようとすると、その行動をブロックまたは制限します。

また、ユーザーが特定のウェブサイトを一定期間訪れないと、そのウェブサイトのクッキーは自動的に削除されます。

この技術は、ユーザーのプライバシーを保護する一方で、デジタルマーケティングの業界に影響を及ぼしています。

ITPにより、広告主やマーケターはユーザーのオンライン行動を追跡し、パーソナライズされた広告を配信する能力が制限される可能性があります。

そのため、広告主やマーケターは、ユーザーのプライバシーを尊重しつつ、パーソナライズされた広告体験を提供する新たな方法を模索する必要があります。


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