Webアナリスト検定とは?内容や難易度や合格率なども解説
スキルアップ公開日:2024年12月5日 更新日:2024年12月25日

近年、Webサービスの需要が高まり、企業にとってホームページやSNS、Web広告の作成が欠かせないものになりました。
これに伴い、Webに関する分析の知識が必須となりつつあります。この記事では以下のことが分かります
- そもそもWebアナリスト検定とはなにか
- Webアナリスト検定は意味がないのは本当なのか
- 難易度や合格率
- 勉強方法
- 試験日程
- 受験までの流れ
- その他におすすめの検定
今回は、Webの分析について学ぶ「Webアナリスト検定」について概要や難易度、勉強方法などについて解説していきます。
目次
Webアナリスト検定とは?概要を簡単に解説
Webアナリスト検定とは、Webサイトや市場の動向を分析し、改善策や解決策を提示するための専門的知識や実践的なスキルを保有することを証明するJWA認定資格です。
Webサイト分析に必要なデータ分析やマーケティングの知識を学べます。
Webアナリスト検定のレベルや内容、合格率などをまとめたものは以下の通りです。
項目 | 内容 |
レベル | 初心者でも挑戦しやすい |
検定内容 |
|
合格率 | 約80% |
合格基準 | 各カテゴリで40%以上かつトータル75%以上の正解 |
開催頻度 | 月2回~ |
試験方式 | CBT方式(コンピュータベーステスト)、4択問題 |
出題数 | 70問 |
試験時間 | 80分 |
受験料 |
|
勉強方法 | 公式テキスト、講座受講 |
ウェブ解析士と難易度を比較・解説
Webアナリストとウェブ解析士の難易度を比較すると以下の通りです。
Webアナリスト検定 | ウェブ解析士認定試験 | |
レベル | 初級~中級 | 初級~中級 |
対象者 | Googleアナリティクスを重点的に学びたい人 | ウェブマーケティングを基礎から学びたい人 |
合格率 | 約80% | 約87%(2024年1~7月期) |
合格基準 | 各カテゴリ40%以上かつトータル75%以上の正解 | 非公開 |
試験会場 | 東京、大阪 | オンライン |
難易度は、どちらも合格率が約80%以上であるため高くありません。また、Webアナリスト検定とウェブ解析士認定試験では内容が異なります。ウェブマーケティング全般の試験を受けたい人はウェブ解析士認定試験、Googleアナリティクスを中心とした試験を受けたい人は、Googleアナリティクスを重点的に学べるWebアナリスト検定がおすすめです。
Webアナリスト検定が意味ないって本当?
Webアナリスト検定は、5時間の講座(1日)で実践で役立つ知識が習得できるとされています。短時間ですぐに使える知識で、初めての方でも挑戦しやすいです。合格率は約80%と高い傾向にあるため、受験しても意味がないという声もあるようです。
講座を受けず試験のみの場合でも、17,600円(税込)の受験料がかかるので、「何を目的に勉強し、受験するのか」を明確にして受験することをおすすめします。
Webアナリスト検定の難易度を合格率から解説
Webアナリスト検定の合格率は約80%と高く、取得の難易度は易しい傾向にあります。そのため、初心者の方でも取得しやすい資格と言えます。
合格基準は、各カテゴリで40%以上かつ全体で75%の正答率が必要です。公式テキストを事前に学習しておけば試験内容は網羅できます。
Webアナリストを取得するまでの勉強方法を解説
Webアナリスト検定の出題内容は、JWA(日本Web協会)が提供している公式テキスト「Webアナリスト検定 公式テキスト」や参考書「Web分析の教科書」に網羅されているため、テキストをベースに学習を進めることで出題される範囲はカバー可能です。
また、公式が開講している講座もあります。講座を活用することで、実際のGoogleアナリティクスを利用しながら分析の具体的な方法や手順、考え方を中心に学べます。
【最新版】Webアナリスト検定の試験日程
今後のWebアナリスト検定の検定スケジュールは以下の通りです。
試験日程 | 時間 | 試験会場 |
2024年12月18日(水) |
10:30 - 11:50 13:30 - 14:50 16:00 - 17:20 |
東京都港区虎ノ門3-4-7 虎ノ門36森ビル |
2024年12月19日(木) |
10:30 - 11:50 13:30 - 14:50 16:00 - 17:20 |
東京都港区虎ノ門3-4-7 虎ノ門36森ビル |
2024年12月20日(金) |
10:30 - 11:50(東京・大阪) 13:30 - 14:50(東京) 15:00 - 16:20(大阪) 16:00 - 17:20(東京) |
東京:東京都港区虎ノ門3-4-7虎ノ門36森ビル 大阪:大阪市西区江戸堀1-25-7 江戸堀ヤタニビル |
※2024年11月現在
Webアナリスト検定は、各地域の協会加盟企業(協会認定運営会社)が主催し実施されます。最新の日程を知りたい方は、日本Web協会(JWA)の公式ホームページや主催企業のウェブサイトで確認が必要です。
※協会加盟企業によって試験日や試験会場が異なるため。
受験までの流れ
Webアナリスト検定を受験するためには、事前に申し込みをする必要があります。受験までの流れは以下の5ステップです。
1.受講申し込み
Webアナリスト検定は、日本Web協会(JWA)の公式HPから申し込み可能です。受けるか受けないかも含め、検定スケジュールから検定日時や会場を確認し、申し込みフォームもしくは主催者へ直接申し込みをします。
2.受講料支払い
主催者の指定方法で、受講料を支払います。支払いに関する詳細は主催者に確認が必要です。試験会場の変更やコースの変更、支払い後のキャンセル・返金はできない場合が多いので、事前に試験会場やコース、スケジュールを確認し、申し込みすることをおすすめします。
3.テキスト配布またはテキストを購入
講座の受講代金に公式テキストの購入代金が含まれている場合と、受講者が各自で購入する場合があります。支払いの確認ができ次第、テキストが郵送されますが、講座を受けずに勉強する場合は、日本Web協会(JWA)が公式で出している公式テキストや参考書を購入して学習することをおすすめします。
4.講座受講(任意)
講座を申し込みした人は、1日で完結する5時間の講座を受講します。開始時間は会場によって異なるので、事前に受験する会場や時間の確認が必要です。
講座内容は、Webアナリストの概要から、集客や流入、回遊など試験出題範囲を網羅した内容になっています。
5.受験
試験場所や日時を確認し、試験を受けます。試験はパソコンを使って行われ、試験時間は80分、出題数は70問です。電卓を持ち込めるので、電卓を用いて計算問題を解くことが可能です。試験当日の持ち物も前日に確認しておくことをおすすめします。
合否は、試験終了後にその場で発表されます。
Webアナリスト検定以外におすすめの検定
Webアナリスト検定以外に、ウェブ関連の資格をご紹介します。ウェブ業界で働くことやWeb関連の資格取得を考えている人におすすめの検定や試験です。
ウェブ解析士 | Google広告公認資格 | IMA検定 | |
特徴 |
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メリット |
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デメリット |
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対象者 |
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Webアナリスト検定に関するよくある質問
Webアナリスト検定の資格に有効期限はある?
現在、Webアナリスト検定の資格の有効期限については、公式サイトに明記されていません。
有効期限を確認したい場合は、公式サイトから確認する必要があります。
Webアナリスト検定に過去問はある?
現時点では、公式の過去問は公開されていません。Web経験者であれば独学でも十分に合格を目指せますが、未経験者の人は公式が提供している公式テキストや参考書、講座で学習を進めることが望ましいです。
Webアナリスト検定の料金は?
Webアナリスト検定の料金は、主催者や会場によって異なります。正確な料金については主催者に問い合わせることをおすすめします。
料金の一例
- 試験のみ:17,600円(税込) / 再試験:5,500円(税込)
- 講座と試験:22,325円(税込)※主催者や会場によって異なります。
まとめ:Webアナリスト検定はWebサイト分析能力を高める資格
Webアナリスト検定とは、Googleアナリティクスを重点的に学べる、Webサイト分析能力を高める資格です。短時間ですぐに使える知識を習得できることや合格率の高さなどから、Web関連の学習が初心者でも挑戦しやすいと言えます。
ほかにもウェブ解析士やGoogle広告認定資格、IMA検定などのウェブに関する資格もあるため、詳細を確認し、学習目的に合わせて挑戦するのがおすすめです。
この記事の要点
Webアナリスト検定とはどんな資格ですか?
Webアナリスト検定は意味がない?
この記事を書いた人

株式会社Qoox新人社員。金融やインフラの仕事を転々としながらQooxへ入社。ITやデジタルマーケティングについて毎日勉強中。