ウェブ解析士の勉強時間と効率的な学習方法とは?
スキルアップ公開日:2024年8月28日 更新日:2024年9月3日
ウェブ解析士の資格取得にむけて勉強をするのに
・勉強時間はどのくらいあればいいのか
・どうやって勉強したらいいのか
そんな疑問をお持ちの人向けに、目安となる勉強時間、おすすめの勉強方法を解説していきます。
またデジタルマーケティングを学びたくてウェブ解析士を調べている方向けの記事も公開していますので、ウェブ解析士を取得するか迷っている人は次の記事も参考にしてください。
ウェブ解析士の難易度や合格率について知りたい人は以下の記事も参考にしくてださい。
目次
試験の内容と試験時間の詳細
ウェブ解析士の資格はウェブサイトのデータを分析し、効果的に活用、事業がうまくいっているかなどを把握する知識とスキルを証明する資格です。
この資格を勉強することは、ウェブマーケティングに関わる人や、ウェブサイトの運営者がデータを分析して運営を考えていくための基礎知識やスキルを学ぶきっかけになります。
試験の出題範囲は、アクセス解析、データ収集と分析、ユーザー行動の理解、レポート作成など、いろいろな問題が出題されます。
実際の試験内容では4択形式の問題が50問出題され、全て公式テキストの内容にそって出題されます。
試験時間は2024年度から90分に短縮されており、以前の120分に比べて集中力と問題を解くスピードが必要になっています。
資格取得の合格基準は全体の70%以上の正答率が必要です。
試験には公式テキストや問題集などの資料、計算機などが持ち込み可となっていますのでしっかり準備して臨みましょう。
また、持ち込み可だから簡単だと思う方もいるかもしれませんが、公式テキストは約450ページ程度とページ数も多いため毎回確認していては試験時間が足りません。
最近の合格率は80%から90%程度と高めですが、基礎知識や用語の理解をするなどしっかり準備しなければ合格するのは難しいです。
ウェブ解析士資格取得に必要な勉強時間の目安
ウェブ解析士資格を取得するための勉強時間は、受験をする人が「実務経験があるかないか」「経験や知識があるかないか」によってかなり変わってきます。
ここでは経験者と未経験者の両方について、勉強時間の目安を詳しく解説します。
経験者の場合: 約15〜30時間(1ヶ月~1か月半)
経験者の場合は基本的な用語や解析ツールの操作に慣れているため、自分の苦手分野の復習や問題集の解答に集中することで効率的に勉強を進められます。
公式テキストの要点を流し読みし、問題集を解くことで試験の傾向を掴むことで合格を目指すことができるでしょう。
・具体的な勉強方法
経験者の人は公式テキストの全体を読み込むのではなく、特に自信がない分野や苦手な部分に集中して勉強を進めます。
例えば、Google Analytics 4(GA4)の設定やデータの解釈に不安がある場合は、その部分を集中的に学習し、関連する問題を繰り返し解くことが効果的です。
未経験者: 約40〜60時間(2〜3ヶ月)
未経験者の場合ではウェブマーケティングや解説ツールの基礎から学び始める必要があるため、勉強が必要な時間は多くなります。
可能であれば公式テキストを最初から順に読み込み、基本的な単語や知識について理解することが大事になってきます。
また、オンラインの認定講座やセミナーを活用することで、独学では難しい部分を勉強することもおすすめです。
・具体的な勉強方法
未経験者はまず公式テキストを読み込み、各章の理解度を深めましょう。
実際に公式テキストを読む際は流し読みでもいいので、その後各章に対応する問題集を解きながら、自分の理解度を確認します。
またウェブ解析ツールの使い方を学ぶために、オンライン講座を受講したり、実際のデータを使った練習を行うことで、より実践的なスキルを身につけることができます。
Google Analytics4ではデモアカウントを使うこともできるので、ぜひ活用して勉強に役立ててください。
効果的な勉強方法:ウェブ解析士に合格するための3つのステップ
ウェブ解析士資格に合格するために大切な、3つのステップ紹介します。
これらのステップを意識して効率的に学習を進めることで、ウェブ解析士合格への手助けになると思います。
公式テキストを流し読みする
公式テキストは約450ページと分量がとても多いため、すべてをしっかり読み込むのはとても大変です。
最初から細かく読むのではなく、まずは重要なポイントを中心に流し読みしましょう。
特に試験でよく出題される分野や公式ガイドラインに記載されている必須知識を中心に読み進めると効果的です。
・効果的な流し読みの方法
まずは1章ごとに目次を確認してその章の要点を把握します。
その後は各章の見出しとサブ見出しに目を通し、大事なポイントを押さえます。
時間があれば、章末のまとめを確認して自分の理解度を確認します。
読んでいて重要なポイントには付箋を貼るなどして、後で復習しやすくしておくのがおすすめです。
ウェブ解析士認定試験 公式問題集を繰り返し解く
公式問題集を何度も解くことで、試験の出題形式や内容の傾向を把握できます。
はじめは時間を気にせず、試験になれる、問題への理解を深めるためにゆっくりと解くようにし、その後で制限時間内で解答する練習を繰り返します。
最終的には正答率が90%を超えることを目標にしましょう。
・問題集の活用方法
まずは公式問題集を一通り解き、間違った問題やよくわからなかった問題にチェックを入れます。
その後で間違えた問題のみをもう一度解き直し、なぜ分からなかったのか自分の中で整理します。
問題集の内容は実際の試験にかなり近いため、繰り返し解くことで実際の試験対策になります。
認定講座や実践練習を取り入れる
認定講座を利用することで、専門的な知識や最新の情報を効率よく学べます。
また、実際のデータを使って分析する実践的な練習を行うことで、試験で問われる実践的なスキルを磨くこともできるでしょう。
Google Analyticsのデータを使用したレポート作成練習などは必ずするようにしましょう。
・認定講座は必要?
認定講座を受けなくてもウェブ解析士には合格することができます。
また認定講座を受けるにはお金もかかりますので、実際にうけるかどうかはよく考えてからにしましょう。
自分ひとりの勉強には不安があったり、さらに理解を実践的な内容を学びたいという人は受けてもいいと思います。
また認定講座以外にも無料でうけられるセミナーなどもあるため、まずはそちらに参加してみるのもおすすめです。
学習スケジュールの立て方:自分に合ったプランを作成しよう
資格取得にむけて学習スケジュールを立てる時には、自分のライフスタイルや仕事のスケジュールに合わせた無理のないプランを作成することが重要です。
「無理な学習スケジュールを立てて、結局やりきれなかった」何てことは避けたいですよね。
ここではいくつかの具体的な学習スケジュールの例を紹介しますので参考にしてみてください。
週5日プラン(平日30分〜1時間、週末2〜3時間)
このプランでは、平日は仕事終わりや朝の時間を活用して短時間の学習を行い、時間のとれる週末にまとめて学習時間を確保します。
平日はテキストを読む、週末には問題集を解く、オンライン講座を受けるなどの時間を計画に入れることで、無理なく学習を進められます。
短期集中プラン(毎日1〜2時間、1ヶ月以内に完了)
短期間で集中して資格取得を目指したい人は、毎日1〜2時間の学習時間を確保し、1ヶ月以内に学習を完了するのがおすすめです。
この場合では毎日計画的にテキストの流し読みと問題集の解答、オンライン講座を並行して進めることが重要です。
ポイント学習プラン(苦手分野を重点的に学習)
経験者であり既に基本的な知識がある人は、自分の苦手分野に焦点を当てた学習スケジュールを立てるのがおすすめです。
例えば、実務的なGoogle Analyticsのデータ解析に不安がある場合、その部分に集中して学習し、他の分野は復習程度に抑えることで学習時間の効率化を図れます。
勉強のモチベーションを保つためのヒント
勉強を続けるためには、モチベーションを保つことが一番大変です。
私も資格試験や受験勉強などの時は、自分のやる気を維持するのに一番苦労しました。
はじめはやる気があっても、「忙しかったり疲れたりしていて、勉強をするのが嫌になってしまう」なんてこともありますよね。
ここではそんな時に自分のモチベーションを維持する方法をいくつか紹介します。
学習仲間を見つける
一緒に勉強する仲間がいることで、お互いに励ましあってモチベーションを保ちやすくなります。
会社で一緒に取得を目指す人がいれば声をかけてみたり、SNSやオンラインコミュニティで同じ資格を目指す仲間を探すのも一つの手です。
進捗管理アプリを活用する
自分の学習がどのくらい進んでいるか見えるようするアプリを使うと、日々の達成感を感じやすくなります。
例えば、カレンダーアプリで勉強時間を記録したり、学習専用アプリでこの章まで勉強をする、などの目標の達成状況を記録してモチベーションにつなげましょう。
短期目標を設定する
どうしても試験合格という長期的な目標だけでは先が見えなくて疲れてしまうかもしれません。
週単位や月単位の短期的な目標を自分で設定することで、達成感をこまめに感じられるようにすればモチベーションの維持になるでしょう。
例えば、「今週は公式テキストの3章までを読む」といった具体的な目標を立てると「それまでは頑張ろう」という気持ちになれます。
個人的なおすすめは1番の「学習仲間をみつける」です。
一緒に勉強する相手がいれば、お互いに励ましあったり刺激しあったりしてモチベーションを保つのにすごく助かります。
ぜひ一緒に勉強する仲間をみつけてみてください。
まとめ:効率的な勉強でウェブ解析士資格を目指そう
今回はウェブ解析士資格の取得にかかる勉強時間などを解説しましたウェブ業界の経験者か、未経験者かでかかる時間は変わってきますが、どちらの場合でも計画的な学習スケジュールが大切です。
この記事で解説した試験の概要や、勉強方法を参考に自分のペースで資格取得をめざしてがんばりましょう。
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この記事を書いた人
株式会社Qoox新人社員。金融やインフラの仕事を転々としながらQooxへ入社。ITやデジタルマーケティングについて毎日勉強中。