ウェブ解析士認定試験の過去問は?公式問題集の例題も紹介!
スキルアップ公開日:2024年8月30日 更新日:2024年9月5日
ウェブ解析士の勉強をしようと考えている人は
「ウェブ解析士の過去問はあるのかな?」
「ウェブ解析士認定試験公式問題集ってなに?過去問じゃないの?」
という疑問を持つと思います。
今回はそんな疑問を解決できるように、ウェブ解析士の過去問、ウェブ解析士認定試験公式問題集について解説をしていきます。
実際に私が購入した「ウェブ解析士認定試験公式問題集」を参考にした問題サンプルも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ウェブ解析士認定試験の過去問は存在する?
ウェブ解析士認定試験には過去問が存在しません。
その代わりに毎年公式問題集というものが発行されています。
過去問ではないため以前の試験の内容が分かるものではないですが、この公式問題集はウェブ解析士協会が公式に発行しているウェブ解析士の試験対策問題集となっているため、この問題集で学習することで合格に近づけるものになっています。
そのため過去問の代わりに、この問題集で学習することでウェブ解析士認定試験に向けた勉強ができるようになっています。
ウェブ解析士認定試験公式問題集とは?
ウェブ解析士認定試験公式問題集はウェブ解析士協会が毎年発行している試験対策用の問題集になっています。
基本的にウェブ解析士の問題集はこれしかないため、問題集を使って勉強をしたい人はこの本の購入をおすすめします。
公式問題集の概要
ウェブ解析士の公式問題集は毎年発行されており、今年の問題集は以下の通りとなっています。
発売日:2024年1月16日
著者:ウェブ解析士協会カリキュラム委員会 著
ページ数:328
公式問題集の目次と章
公式問題集には基礎問題編と応用問題編が入っています。
それぞれの目次は
基礎問題編
第1章 ウェブ解析と基本的な指標
第2章 事業戦略とマーケティング解析
第3章 デジタル化戦略と計画立案
第4章 ウェブ解析の設計
第5章 インプレッションの解析
第6章 エンゲージメントと間接効果
第7章 オウンドメディアの解析と改善
第8章 ウェブ解析士のレポーティング
GA4実践問題
応用問題編
応用問題の解き方
第1章 ウェブ解析と基本的な指標
第2章 事業戦略とマーケティング解析
第3章 デジタル化戦略と計画立案
第4章 ウェブ解析の設計
第5章 インプレッションの解析
第6章 エンゲージメントと間接効果
第7章 オウンドメディアの解析と改善
第8章 ウェブ解析士のレポーティング
となっています。
2023年から試験内容に追加されているGoogleアナリティクス4の実践問題も入っています。
このGoogleアナリティクス4の項目は2023年にはテキストに入っていませんでしたが、2024年版になってからはしっかりと入っているので安心して取り組めます。
実際の試験にはこの公式問題集から出題されることもあるため、この問題集と公式テキストをしっかり勉強することが大切です。
公式問題集の購入方法と価格
公式問題集はAmazonや楽天で購入することができ、価格は2,860円とどちらも同じ金額となっているため自分の好きな方で購入することができます。
ただしAmazonで購入する場合はKindle版も選ぶことができ、価格は2,574円となっています。
書籍版より安く購入することができるため、電子書籍に抵抗がない、普段からKindleを使用しているという人はこちらを購入するのもいいと思います。
公式問題集には学習アプリがついてくる
公式問題集を購入するとスマホで問題集を解くことができるアプリが特典としてついてきます。
使用するのにはインプレスブックというサービスに登録が必須ですが、テキストを開けない場所でもスマホを使って気軽に勉強できるのは助かりますね。
ウェブ解析士認定試験公式問題集の問題例
ここではウェブ解析士認定試験公式問題集の問題例を紹介します。
この問題例は実際に私が購入した「ウェブ解析士認定試験公式問題集」を参考に作成していますので、購入をする際の参考にしてもらえればと思います。
各章ごとに一問ずつ例題を紹介していきます。
第1章 ウェブ解析と基本的な指標
あなたは顧客へウェブ解析の解説をしています、ツールはGA4を利用しています。顧客への解説として最も適切なものを選びなさい。
- セッション数に対してユーザー数が多かったため、新規アクセスが少ないと判断し、リピート促進よりも新規獲得を重視するようアドバイスした。
- あるページで直帰率より離脱率のほうが高かったため、流入対策の見直しをアドバイスした。
- エンゲージメント率が低かったので、10秒以上滞在する人が少ないと判断しコンテンツを見直すようにアドバイスした。
- サイト単位の平均エンゲージメント時間が短かったので、ユーザーが興味深く見ていると考え、サイトの更新に力を入れるようアドバイスした。
正解は3
第2章 事業戦略とマーケティング解析
あなたは新規サービスの市場展開に向けて4P分析に着手しました。広告やコストや競合比較の分析をする際、4P分析では次のどこに分類されるのか、最も適切なものをえらびなさい。
- 価格(Price)
- 販売促進(Promotion)
- 製品(Rroduct)
- 流通(Place)
正解は1
第3章 デジタル化戦略と計画立案
あなたはとあるECサイトの運営者です。来期のKPIを定めるために、社内で協議がはじまりました。次のうち、あなたの運営するEECサイトにとって最も適切なものを選びなさい。
- イーコマースモデルのKPIは、リリース、初期、中期、後期のフェーズごとに策定する。
- イーコマースモデルのKPIは、コンバージョン率・商談率・成約率、電話・FAX・郵送での問い合わせ数、CPC・CPAがある。
- イーコマースモデルのKPI策定の目的は、広告収益の拡大、認知度を高める・インプレッションを増やす、エンゲージメントを高める・理解を深めるの3つがあり、それぞれの目的に応じたKPIを設定する。
- イーコマースモデルのKPIは、ショッピングカートやモールのデータを用いるため、コンバージョン数やCVRはユーザーを分母とする。
正解は4
第4章 ウェブ解析の設計
あなたはアクティブユーザーモデルのサイトを運営しています。リードジェネレーションサイトにおけるコンバージョン設定として最も適切なものを選びなさい。
- サブスクリプションの新規申込件数
- 自社メディアのページビュー数
- 電話でのお問い合わせ数
- サポートページ満足率・不満率
正解は1
第5章 インプレッションの解析
あなたはオーガニック検索におけるキーワード分析に着手しています。キーワードをGoogleが提唱する「Know」「Do」「Buy」「Go」クエリに分類します。次のうち「Goクエリ」として分類するのに最も適切なものを選びなさい。
- 健康にいいお肉の種類
- 近くのお肉屋さん
- お肉のおいしい焼き方
- おすすめ お肉 通販
正解は2
第6章 エンゲージメントと間接効果
あなたは事業会社に勤務し、広告運用を担当しています。広告の間接効果を測定するためにアトリビューションモデルの計測を取り入れようとしています。アトリビューションモデルの説明として最適切なものを選びなさい
- コンバージョンが発生した際、そのコンバージョンの発生に貢献した広告や媒体は何かを分析すること。
- 広告をクリックしてサイトに訪問し、コンバージョンせずに離脱したのち、別の流入から訪問してコンバージョンした。
- 広告をクリックしなくても、広告を見た後、広告以外の経路からサイトに訪問し、コンバージョンした。
- コンバージョンに至る前に経由したすべてのチャネルに均等に貢献度を割り当てること。
性格は1
第7章 オウンドメディアの解析と改善
あなたはGA4を活用してユーザーがオーガニック検索・ソーシャル・広告・メールなど、どのチャネルからのアクセスが多いのかを解析しようとしています。この時の解析を分類したとき、最も適切なものを選びなさい
- コンテンツ解析
- トラフィック解析
- ユーザー解説
- コンバージョン解析
正解は2
第8章 ウェブ解析士のレポーティング
あなたは上司へ報告するためのウェブ解析レポートを作成しました。とあるデータ群のなかで範囲(レンジ)は10でした。あなたが報告する際、最も適切な表現を選びなさい。
- データを昇順に並べたとき、中央に位置するデータの値が10だった。
- データ群の中で最も小さい値と最も大きい値の差が10だった。
- データの総和をデータの個数で割った数が5だった。
- データ群の中で最も高い頻度で出現する値が5だった。
正解は2
以上がウェブ解析士認定試験公式問題集を参考にした例題になります。
公式問題集にはこのような問題が数多く掲載されており、ウェブ解析士認定試験の対策になる問題集となっています。
この例題をみて、少しでも公式問題集のイメージを掴んでもらえればと思います。
公式問題集をつかって勉強するには
実際に公式問題集を使って勉強する時はアプリやテキストも一緒に活用するようにしましょう。
いろいろな方法で勉強することで、効率よく学習することができます。
まずは手軽にアプリで問題を解く
スマホで問題集を解ける最大のメリットはいつでもどこでもできることです。
仕事の休憩時間や通勤時間、普段の家事の合間などで机にテキストを広げて勉強をするのは難しいですよね。
その点スマホアプリであれば寝る前のベットの上、通勤時の電車の中などどこでも勉強ができるので隙間時間を活用することができます。
アプリで間違った問題を問題集で再確認する
アプリで間違ってしまった問題は、必ず問題集で再確認しましょう。
問題集を開いたら正しい正解を確認するだけでなく、なぜ自分が間違ってしまったかまで確認しましょう。
正解だけを確認して覚えてしまうと、しっかりとした理解には繋がりません。
似たような問題が出てきたときに間違って回答してしまうかもしれないので、しっかりと間違った部分を理解するようにしましょう。
問題集を確認したらさらに公式テキストで理解を深める
公式問題集はそれだけでもウェブ解析士の試験対策になりますが、公式テキストと一緒に勉強するのがおすすめです。
問題集の中には公式テキストの何ページの範囲にこの問題の解説があるかが記載されているため、間違った時に一緒に確認することでより理解を深めることができます。
まとめ
残念ながらウェブ解析士の過去問は存在しません。
代わりにウェブ解析士認定試験 公式問題集が販売されています。
この問題集は毎年試験内容に合わせて更新され、販売されているので、この公式問題集の内容を理解して解けるようになればウェブ解析士に合格できるようになっています。
問題集をスマホアプリで解けるようになる特典などもついているため、ぜひ購入をして試験にむけて勉強をしてください。
この記事を書いた人
株式会社Qoox新人社員。金融やインフラの仕事を転々としながらQooxへ入社。ITやデジタルマーケティングについて毎日勉強中。