初心者でも合格できる!ウェブ解析士の試験対策と勉強のコツ
スキルアップ公開日:2024年9月5日 更新日:2024年9月5日
ウェブ解析士はデジタルマーケティングの知識やスキルを持っていることが証明できる資格です。
また「今までデジタルマーケティングに関わっていない」「一から学ぼうとしている」という人にとっても基礎から体系的にデジタルマーケティングの知識を学習できるものになっています。
今回はそんなウェブ解析士の試験対策として、初心者でも合格を目指せる勉強方法と対策について解説をしていこうと思います。
目次
ウェブ解析士とは
ウェブ解析士はウェブ上のデータをもとにユーザーの行動を予測し、事業への効果を測定したり、ウェブマーケティングの基礎的な知識を持っているのか、といったスキルを証明する資格です。
ウェブ解析士の資格は三種類に分かれています。
- ウェブ解析士:基本的なデータ解析の知識を持っており、日々の業務でデータを活用できるレベル。
- 上級ウェブ解析士: データを使って具体的な戦略を立て、事業に対するコンサルティングが行えるレベル。
- ウェブ解析士マスター: 他のウェブ解析士を指導・育成する能力を持つレベル。
どの資格も実務に活かせるスキルを学ぶことができるようになっています。
まず最初に資格取得を目指すのはウェブ解析士からになりますが、ゆくゆくは「ウェブ解析士マスターを目指したい」「ウェブ解析士マスターってなんだろう?」という人向けにウェブ解析士マスターを解説した記事もあるので参考にしてください。
ウェブ解析士の試験内容
ウェブ解析士の試験はオンライン形式で実施されており、2024年の試験では90分間で50問の問題が出題されます。
出題範囲には公式テキストに記載されている内容や、Googleアナリティクス4の使用方法を問われる問題などが出題されます。
試験には公式テキストや認定講座の資料なども持ち込めるため、それを踏まえた上での対策が大事になってきます。
試験の内容をより詳しく知りたい方は解説した記事があるため、そちらも参考にしてください。
ウェブ解析士認定試験の試験対策
ウェブ解析士認定試験に合格するにはウェブ解析士 認定試験公式テキストと、ウェブ解析士認定試験公式問題集を学習するのが大事になります。
この公式テキストはウェブ解析士協会が出しているウェブ解析士に必要な知識が網羅されているテキストになっており、試験の出題範囲はこのテキストの中からになっています。
公式問題集については公式テキストに対応した唯一の問題集になっており、ウェブ解析士認定試験を勉強するなら必須の内容です。
ウェブ解析士認定試験の具体的な試験対策
ここでは具体的にはどうやって試験対策すればいいかを解説していきます。
1:公式テキスト全体の内容を把握する
まずは公式テキストを流し読みして全体の内容を把握するようにします。
ウェブ解析士の公式テキストは約430ページと量があり、内容も幅広く「ウェブ解析と基本的な指標」「オウンドメディアの解析と改善」「ウェブ解析士のレポーティング」など様々な章に分かれています。
これらの各章全体を把握して、自分の苦手な部分やどこが重要になるのかをチェックします。
試験対策をする上で試験範囲の把握はとても重要です。
自分の学習スケジュールを立てる時にも全体が把握できていれば自分にあったペース配分で学習することができるので、まずは一番初めに公式テキストの内容を把握することから始めましょう。
2:各章ごとに内容を深く理解する
全体の把握ができたら今度は各章ごとに内容を深く理解していきます。
この時には問題集も併用しながら学習をするのがおすすめです。
公式テキストは各章ごとに細かく分かれているため、ただ読むだけではなかなか理解が難しいかもしれません。
そのため公式問題集を使って実際の問題を解きながらテキストの内容を把握するのがおすすめです。
3:問題集を解いて出題傾向に慣れる
内容の理解が深まったら最後に問題集を何度も解いて試験の出題傾向に慣れていきます。
公式問題集はウェブ解析士の試験対策に使える唯一の問題集です。
この問題集には各章に対応した基礎問題から、それぞれの応用問題まで収録されているため試験対策には非常に有効です。
この問題集を最低でも3周はするようにしましょう。
間違えたときには公式テキストを確認してもう一度内容を確認するようにします。
試験はこの問題集と同じ形式で出題されるため、この問題集が解けるようになれば合格にも近づくことができます。
ここまでが基本的な試験対策の方法になります。
ウェブ解析士はインターネット上における様々な要素からマーケティングにおける思考方法まで幅広い知識が必要になります。
そんなウェブ解析士の試験に合格するための対策方法としては以上の方法が一番効果的に学習をすすめることができます。
公式テキストや問題集以外の試験対策
ウェブ解析士の試験対策は公式テキストと公式問題集が基本となりますが、それ以外にも試験対策に繋がるものがあります。
ここでは公式テキスト以外の試験対策を紹介していきます。
ウェブ解析士の認定講座を受講する
ウェブ解析士協会ではウェブ解析士の認定講座というものが受けられます。
こちらは現役のウェブ解析士マスターが講師となって、ウェブ解析士に必要な知識や、より実践的な内容の講座を受けられるものです。
受講料11,000円を支払えば誰でも受けることができます。
「これを受ければ絶対に試験に合格できる」という直接的な試験対策ではないですが、分からないことを直接講師に聞くことができたり、公式テキストでは触れていない実践的なスキルの勉強ができたりする講座となっています。
講座の受講料はかかってしまいますが、オンラインで開催されるため気軽に参加できるようになっています。
「少しでも合格する可能性を上げたい」「より実践的なスキルを身に着けたい」という人は受講するのを検討してもいいでしょう。
デジタルマーケティングの学習サービスを使う
ウェブ解析士の資格はデジタルマーケティングの基礎的な部分を含めた内容になっています。
そのため他のデジタルマーケティングの学習サービスを利用することで試験対策につながる知識を習得することができます。
このサイトで提供しているデジマナビもデジタルマーケティングに特化したオンライン学習サービスです。
デジマナビで学習することでウェブ解析士の試験対策では身に付かない実務的な内容の学習もすることができます。
ただしウェブ解析士の試験対策に向けたサービスではないため、デジマナビだけでは試験に合格するのは難しいかもしれません。
他にもデジタルマーケティングを学べるサービスはいっぱいあるため、興味がある人は試験対策と合わせて勉強するのもおすすめです。
ウェブ解析士認定試験対策コツ
ウェブ解析士認定試験の勉強をするにあたって、いくつかコツがあります。
ただ勉強するだけでなく、便利なツールや試験の仕組みを理解して合格に近づけるようにしましょう。
試験対策として公式テキストはPDF版を購入する
ウェブ解析士認定試験には公式テキストや計算機などの持ち込みが許可されています。
そのため試験中にもし分からない問題が出てきたときに、公式テキストなどで確認をして回答をすることができます。
この時公式テキストをPDF版で持ち込んだ場合はPDFの検索機能を使って素早く確認することができます。
試験時間は90分と制限されているため、1問1問にそこまで長くは時間をかけられません。
そのためすぐに確認が出来るPDF版のテキストの方が試験対策に有効になります。
公式問題集は特典アプリを利用する
ウェブ解析士認定試験公式問題集を購入するとスマホアプリで問題を解くことができるようになります。
このアプリは問題の解説は確認できませんが、公式問題集の問題をすべてスマホでいつでも解けるようになるため非常に便利です。
普段の通勤や通学、職場の休憩時間などちょっとした隙間時間で本を広げて勉強するのは難しくても、スマホであれば手軽に勉強を進めることができます。
問題集は何回も解いて自分の実力を確かめることができるので、試験までに繰り返し繰り返し解くことになりますが、それを手助けしてくれるのがスマホアプリになります。
模擬試験を受けてみる
ウェブ解析士認定講座を受けると、本番と同様の模擬試験を受けることができます。
認定講座を受講していないと模擬試験は受けることができないため、受講料11,000円の費用はかかってしまいますが模擬試験を受けることで本番への自信を付けることができます。
できるだけの準備をして試験に臨みたいという人は模擬試験を受けることも検討してみてください。
おすすめの勉強方法
ここまではウェブ解析士の試験に向けた勉強の方法や、対策を解説しました。
それを踏まえた上でのおすすめな勉強方法を紹介します。
スケジュールをしっかり立てる
試験勉強をするにあたってはスケジュールを立てるのが大事です。
試験を受ける日に向けて、自分が毎日どれくらい勉強時間を確保するのか、この日までにどこまでやるのかといった計画を立てて勉強しましょう。
また無理なスケジュールを立ててしまい体調を崩したりしては大変です。
学習スケジュールは無理のないように立てましょう。
一緒に勉強する仲間を見つける
試験勉強をする上で合格までのモチベーションを維持するのが一番大変です。
一緒に勉強をする仲間がいれば、互いに刺激しあってモチベーションを維持することにつながります。
会社で一緒に受ける人に声をかけてみたりして仲間を探してみましょう。
短期目標を設定して学習を進める
試験合格という長期的な目標だけでは先が見えなくなり、モチベーションを保つのが難しいかもしれません。
そのため「今週は〇〇まで進める」「今月中に問題集を2周する」といったように短期的な目標を設定して、自分の達成感を満たせるように学習しましょう。
少しずつでも自分が成長している実感があれば学習もスムーズに進みます。
まとめ
この記事ではウェブ解析士認定試験の試験対策について解説をしました。
ウェブ解析士の試験は試験範囲として公式テキストがあり、それに対応する公式問題集もでているため学習をするうえで教材は迷うことがありません。
そのため必要な教材を購入し、しっかりと勉強をすれば合格に近づくことができます。
ウェブ解析士の資格取得だけでなく、ウェブマーケティングについて学びたいという人や、実際の業務で役立つスキルを身に着けたい人は「認定講座」や「ウェブマーケティング学習サービス」の利用も検討しましょう。
この記事を参考にしっかりとウェブ解析士の試験対策して、合格をめざしてください。
この記事を書いた人
株式会社Qoox新人社員。金融やインフラの仕事を転々としながらQooxへ入社。ITやデジタルマーケティングについて毎日勉強中。