デジタルマーケティングの勉強方法6選。マーケティング学習サービスが教える一番身につく学習方法とは
スキルアップ公開日:2024年8月16日 更新日:2024年9月12日
デジタルマーケティングは、現代のビジネスにおいて欠かせない重要なスキルの1つです。
企業がオンライン上でのプレゼンスを確立し、ターゲット顧客に効果的にアプローチするためには、デジタルマーケティングの知識とスキルが不可欠です。
一方で、「デジタルマーケティング」といっても様々な分野があり、どの分野から学ぶべきか、どのように学ぶべきか迷う人も多いのではないでしょうか。
本記事では、デジタルマーケティングの一般的な勉強方法を5つ、そしてデジタルマーケティングのオンライン学習サービスであるデジマナビが、最もおすすめな学習方法を1つ紹介します。
目次
デジタルマーケティングはなぜ重要なのか
デジタルマーケティングの重要性は、年々増しています。
かつてはテレビやラジオといった「マスメディア」が広告業界の主流を占めていましたが、インターネットの普及に伴い、YoutubeやSNSなどのデジタルメディアが急速に台頭してきました。
2019年に電通が公開した「日本の広告費」によると、2019年にはインターネット広告費がテレビメディア広告費を抜き、メディアとしての重要性を顕著に示しています。
これは広告に限った話ではなく、X、Instagram、Tiktokを始めとするSNSのユーザー数や、日本におけるLINE人口からも、デジタルプラットフォームへの重要度を評価することができるのではないでしょうか。
このような時代的背景の他にも、デジタルマーケティングが重要視される理由はあります。
その理由の一つとして、ターゲット層に対して直接的かつ効率的にアプローチできる点が挙げられるでしょう。
デジタルマーケティングでは、インターネットを通じて消費者の行動パターンや好き・嫌いを分析し、そのデータに基づいて様々な意思決定を行うことが可能です。
例えばページの離脱率が高い、バナーのクリック率が低い、購入を2回以上してくれたらロイヤルユーザーになりやすいなど、デジタル上ではこのような分析が比較的容易にできます。
更にいえば、大きな変更でない限り(例えばバナーやテキストなど)オフラインよりも早いスピードで施策を実行に移すことも可能であるため、データをリアルタイムでモニタリングし、必要に応じて戦略を変更することで、柔軟かつ効果的なマーケティングを実現することもできます。
このように、デジタルマーケティングは、現代のビジネスにおいて競争優位を保つための重要なスキルである一方で、分野が広範囲にわたるため「何から勉強すれば分からない」「どのように勉強すればいいか分からない」と思う人も多いのではないでしょうか。
デジタルマーケティングの重要性を踏まえた上で、次にどのような勉強方法があるのか見ていきましょう。
一般的なデジタルマーケティングの勉強方法5選
1. 書籍・本で学ぶ
これからデジタルマーケティングを学びたい方は、本を使った勉強がおすすめです。
本による学習の良い点は2つあります。
- 体系的にまとめられており、読み進めれば内容を理解できる
- いつでも自由な時間に学習ができる
初学者の場合、知らない用語や基礎知識を順序立てて理解していきたい方が殆どだと思います。
本であれば、ページをめくるごとに新しい知識を、これまで学んできた基礎知識をベースに解説されることが殆どであるため、特にマーケティング初学者の方にはおすすめです。
しかし多くの本は、デジタルマーケティングにおける「SEO」「広告」「SNS」など、特定の分野に絞って解説されていることが殆どであるため、包括的に学びたいという方は様々な本を読み漁ることが必須と言えるでしょう。
またデジタルマーケティングではなく、マーケティング全般の本ではありますが、私のおすすめは森岡 毅さんが書いた「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」です。
2. YoutubeやWeb動画で学ぶ
次に紹介する方法は「Web動画」を観て学ぶことです。
今日ではYoutubeを含め、様々な動画プラットフォームにデジタルマーケティング関連の解説動画などが溢れかえっています。
学習用動画であれば必ずしも画面にへばり付いて観る必要はなく、ながら聴きも、場合によっては倍速再生も、巻き戻しもできます。
Youtubeであれば無料で観ることもできるので、学習ハードルの低さは大きなメリットだと思います。
一方でYoutubeやWeb動画には以下のようなデメリットがあることだけ注意しておきましょう。
- 誤情報や極端な情報がある
- 検索能力が必要
1つめは、これはWeb・SNSあるあるですが、間違った情報や極端な情報があることです。
「必ず成功する」「失敗しない」「これで完璧」などの情報は殆どの場合、間違いです。
なぜならマーケティングは不確実性が高い分野であるため、「必ず」「絶対」「完璧」はあり得ないためです。
2つめの検索能力については、特に初学者の場合何が分からないか分からないという状態だと思います。
そのような状態だと、Youtubeで何て検索すればいいか分からないですよね?
このことを踏まえて、YoutubeやWeb動画で学習する場合は、まずは本やデジマナビを通じて基礎をまず習得しておくことをオススメします。
3. ウェブサイトで調べる
ウェブサイトで調べる方法は、本と、Youtube・Web動画のいいとこ取りができます。
本のように移動時間や寝る前の時間、ちょっとした空き時間に自由に学習できる上、その殆どの情報は無料で得ることができます。
しかし本のように体系的に学ぶことは難しく、Youtube・Web動画と同じように誤情報に対するアンテナや検索能力が求められるため注意しましょう。
一見初学者でも始めやすい学習方法に見えますが、実はウェブサイトで調べるている殆どの人は現職でマーケティング業務に携わっていると推察します。
その観点からも、この学習方法は初学者ではなく、もっと深く色々なことについて知りたい方におすすめです。
4. デジタルマーケティングスクールに通う
いっそのことデジタルマーケティングスクールに通ってしまうのも手段の一つです。
デジタルマーケティングスクールであれば、講師から直接指導を受けることができ、疑問点をその場で解消できるのが大きなメリットです。
多くのスクールでは、現役のマーケターが講師を務めており、実務に基づいたカリキュラムが組まれているため、体系的に学ぶことができます。
しかしながら多くのスクールでは、本と同じように「広告」「SEO」「SNS」など一部の分野のみに特化して教えているため、包括的に学びたいという人にはあまりおすすめできません。
またデジタルマーケティングスクールに支払う費用は30万円~50万円が相場です。
決して安いとは言えない金額を払わなければいけないだけでなく、忙しい社会人にとってはスケジュール調整も考えなければならないため、デジタルマーケティングスクールに通う場合はそれなりの覚悟が必要です。
デジタルマーケティングスクールに通う際はしっかりと時間を確保し、集中して学ぶようにしましょう。
5. デジマナビで学ぶ
デジマナビはデジタルマーケティングに特化したオンライン学習サービスです。
YoutubeやWeb動画との大きな違いは3つあります。
- 断片的ではなく、順番に、体系的に学ぶことができる
- クイズ機能があり理解度をチェックできる
- 学習の進捗状況を確認できる
更にデジタルマーケティングスクールと比較して非常に良心的な価格設定で、本一冊分の価格で学ぶことができます。
また本とは違い、基礎から応用、SEO、広告、分析など、幅広い分野に対応しているため、自分に合った分野を探すこともできます。
「どの方法で学べばいいか分からない」という方は、まずはデジマナビに無料会員登録してみてください。
最も効果的な学習方法とは
さて、ここまで一般的なデジタルマーケティングの学習方法について解説してきました。
しかし正直、これらの学習方法では一流のマーケターにはなれません。
なぜならこれらの方法で理論は分かっても、実践できるかは分からないからです。
もちろんデジタルマーケティングスクールで、部分的に実践はありますが、それはあくまで業務の一部です。
デジタルマーケティング業務に携わっていると絶えず様々な問題や、どうすればいいか分からない課題に遭遇します。
では、どのように学習するのが良いのでしょうか?
デジタルマーケティング学習サービスを運営している私が思う、最も効果的な学習方法を最後に紹介します。
アフィリエイトブログを作る
1つめは自身でアフィリエイトブログを作ることです。
「なんじゃそりゃ!」と思うかもしれませんが、実践が一番学習の促進につながります。
自身でアフィリエイトブログを運営すると以下のようなメリットが得られます。
- CMSとは何かを理解できる
- SEO対策を実践できる
- GA4やSearch Consoleなどのツールに触れられる
- デジタルマーケティングの難しさを体験できる
またアフィリエイトブログはサーバー費用+ドメイン費用を合算しても1,500円/月程度しかかからないため、学習コストも安く抑えられます。
収益化できると良いですが、アフィリエイトブログもそんな簡単ではないので、ゴール設定を「学習」に置くことでモチベーションも維持できるのではないでしょうか。
「でもアフィリエイトブログって企業のマーケティングとは違うのでは?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
実はアフィリエイトブログは、企業がおこなうSEO対策や、ツールを使った分析と大きな差はありません。
一方で広告やブランディングなど、予算をかけなければ実行できない分野に関しては学ぶことができませんが、デジタルマーケティングの基礎を手っ取り早く学びたい場合は、アフィリエイトブログはうってつけなのです。
SNSの趣味アカウントのフォロワーを増やす
SNSでフォロワーを増やすことに挑戦してみましょう。
もちろん個人アカウントで実践してもよいのですが、趣味アカウントの方がフォロワーは伸びやすく、匿名で実践することができます。
「SNSのフォロワーを増やすためにはどうすればいいのか」「どんな投稿をすればフォロワーが増えるのか」「どんな頻度で投稿をすればフォロワーが増えるのか」などを考えて実行することで、SNSマーケティングの基礎的な知識を培うことができます。
SNSもアフィリエイトブログと同様、企業が行うSNSマーケティングとの間に大きな違いはありません。
SNSの場合、アフィリエイトブログと違ってサーバー費用などのコストがかからないだけでなく、CanvaやPhotoshop、Illustratorなどを通してデザインスキルを身につけることも目指せます。
そして手っ取り早くデザインスキルを身に着けたい場合は、フォロワーが多い人の投稿を徹底的にパクりましょう。
アドアフィリエイトに挑戦する(上級編)
これはかなり応用編ですが、アドアフィリエイトに挑戦するのも手段の一つです。
アドアフィリエイトとは、アフィリエイトサイト(ブログなど)への集客を検索エンジンやSNSではなく、広告を使っておこなうことです。
非常に難易度が高く、デジタルマーケティングに精通していないと成功することは難しいのですが、広告を出稿するという経験を育むことができます。
しかしながら、広告費用は最低でも10万円程度かかってしまうため、個人の参入ハードルは非常に高いです。
もし学習のためにアドアフィリエイトに挑戦する場合は、仲間内で資金を出し合って始めるのが良いと思います。
また実際に広告を出稿せずとも、Google広告やYahoo広告のアカウント作成費用は無料であるため、アカウントだけ作って実際に触ってみるだけでも、座学より様々な気づきを得ることができるのではないでしょうか。
デジタルマーケティングの学習方法まとめ
デジタルマーケティングの学習方法にはさまざまなアプローチがありますが、どの方法もメリットとデメリットがあるため自分に合った方法を選び、継続的に学習することです。
また今日では書籍やウェブサイト、Youtube・Web動画、マーケティングスクール、デジマナビなど様々な学習媒体があり便利な世の中になっていますが、やはりもっとも効果的な学習方法は実践してみることだと思います。
特にSNSは多くの人に馴染みのある媒体であるため、チャレンジのハードルもかなり低いと思います。
最後に、デジタルマーケティングの学習には座学と実践のバランスが重要です。
実践し、分からないことは調べるということを継続的に行うことで、デジタルマーケティングの知識やスキルは向上していきます。
ぜひ自分に合った方法で、デジタルマーケティング学習の一歩を踏み出してみてください。